大丈夫、アタマにきても、味方につければ。

そう、私は怒っていました。

ある日、あるセミナーで、講師をさせていただいたとき。

セミナー開催に関わった仲間と、私の意向がずれていたのだと思います。

「何を話すか」が全然決まりませんでした。
本番10分前までそんな状態の自分にいちばん腹が立っていました。


こんなことは初めてでした。
でも、着席したお客さんの顔を見たとき、
相変わらず何を話すかわからないのに、
「この方たちのお役に立ちたい!」と強く思いました。

セミナーが始まり、ひとこと目を発した途端、
私の中で渦巻いてた怒りが「原動力」になったのがわかりました。

すごい圧力で、燃えるような情熱で!
2時間、何をしゃべったか今も思い出せません。

自分が全く疲れなかったことと、お客さんの目の輝きと、
このまま何時間でも話していられると思ったことは覚えています。


ふと我にかえったら終わっていて、大きな拍手が聞こえました。

お客さんやスタッフの皆さんに、ハグや握手をいただきました。


帰り道、セミナー講師を始めて4年で、
最高のステージができた!と感じたのです。泣けました。


始まる前のあの気持ちも、意味があったんだなあと、
ありがたく思いました。


怒りのパワーに押されて私は、
自分をさらけ出して出し切ったようです。

「こんなこと言ったらおかしいかな」と言い淀んでいた内容さえ、
流れるようにどわーっと出せたのです。

怒りを含め、悲しみ、寂しさ、不安、嫉妬、などのマイナス感情を、
私たちは嫌い、見ないようにしてしまいます。

でも、感情は使いようによっては、
自分の大きな味方になってくれる。

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感情はそもそも、体内に感じられるエネルギーで、
そこに私たちが名前をつけているだけ。


例えば、怒りは体のどこに感じますか?
個人差はあると思いますが、私の場合は顎に力が入り、
お腹のあたりから熱いにぎりこぶしが
せり上がってくるような感覚です。


この体感を私たちは「怒り」と呼んでいますが、
とにかく大きなエネルギーですね。

これを人やものに向けるからトラブルになるんです。

または、抑えてしまうと病気などの形で心身に現れます。


怒りをぶつけたり抑えたりする代わりに、
「原動力」にしていきたいなと思います。
何かをつくったり表現したりするパワーに変えるんです。



怒りというのはどういうときに感じるかご存知ですか?
大事にしていることを踏みにじられた!
と思ったときに起きる感情です。


例えばレストランで怒っているお客さんがいるとします。

「ウェイターの態度が悪い」と言って怒っているなら
「礼儀正しさ」に価値を置く人です。

「店のインテリアが気に入らない」と怒るなら、
「色彩感覚」や「センス」にこだわる人かもしれません。

「料理が出てくるのが遅い」とぷんぷんする人は、
「効率の良さ」を大切にしています。

怒るというのは、「そこが気になる」ということ。
自分の価値観や方向性のヒントを示してくれるのが、
「怒り」なんです。



「なんだこのやろ~!」というあの煮えたぎるパワーは、
ものすごい破壊力と同時に、ありえない創造力を持ち合わせている。

どちらに活かすかは自分次第です。

http://peacefulpeople.strikingly.com
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